嫁入り舟の歴史と
潮来の魅力
【舟運の隆盛】
潮来は水郷の町として、鎌倉時代から舟運で栄えてきました。
江戸時代には、東北諸藩の年貢米や物資を江戸に運ぶ中継地として発展し、多くの藩の拠点が設けられ、荷役の男衆の喧噪に満ちた活気溢れる港町でした。
【利根川水系運輸から陸・空の発展へ】
鉄道が開通し、水上輸送から陸路に変わり、高速道路が整備されました。
国際空港である成田空港へは潮来から自動車で約40分という近さです。
【観光地としての潮来】
観光では、潮来は牧歌的な風景で文人・墨客に愛され、人々を魅了しました。
江戸時代中期には、東国三社参りの観光拠点となり、潮来花街のお座敷で「あやめ踊り」が生まれ、江戸では潮来節が流行り、全国に派生し、佐渡おけさや阿波踊りに唄われる「よしこの節」、都都逸の原型となりました。
昭和時代には、「娘船頭」による観光船が人気を集め、映画や歌謡曲の舞台として注目され、歌謡曲のヒットソングも多くでました。
昭和時代には「嫁入り舟」が再興され、全国的に知れわたり、5月・6月のあやめ祭り期間中、嫁入り舟の公募に全国から申し込みがあります。
【現在の潮来】
水郷の情緒溢れる景色と伝統行事が特徴で、「花嫁に逢える街」として観光客を歓迎しております。
水郷で取れる米は美味しく、水郷米の食事、加工品としてのだんご、せんべいも人気です。
写真で見る潮来
昭和30年前後 潮来花柳界の芸者さん





四季折々の風景







